NLP関連の知識をさらに深めたい方にご紹介!
(ご紹介する書籍の中には、絶版のものも多数ありますが中古で入手可能なものもあります。)
NLPトレーナーレベルの方のための推薦図書
<NLP関連書籍>
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「魔術の構造(R.バンドラー、J.グリンダー)」
NLPのはじまりの書です。NLPのベースとなる“深層構造と表層構造”“メタ・モデル”“ミルトン・モデル”“サティアカテゴリー”などを本当に理解するには、この本以外には日本語の書籍はありません。一方でこの本で本質を理解すれば、その他のNLPテクニックや概念も本当の意味で実践的に教授できるトレーナーになれるのはないでしょうか。ただし、まだ日本語表現が確立される前の翻訳なので、現在使われている専門用語とマッチさせるのに苦労するかもしれません。
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「言葉を変えると、人生が変わる(クリスティーナ・ホール著)」
NLPの構造化に大きく貢献し、バンドラー博士と長年にわたりNLPトレーナーを養成し、現在は世界で最も歴史あるNLP団体の理事長を務め、メタマスタートレーナーであるクリスティーナ・ホール博士。本書の内容は、NLPのテクニックそのものではなく、NLP全体を支えるより大きな意図と言語の構造について書かれているので、NLPプラクティショナー&マスタープラクティナーを修了されられた方が読むと、NLPの全体像を支える骨格に対して非常に理解が深まる1冊です。
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「NLPハンドブック(L.マイケルホール著)」
NLPに関する多くの情報が書かれています。NLPトレーナーとしては全体を読んだうえで、辞書的に活用するとよいでしょう。また、NLPの新たなテクニックを開発したり、エクササイズのスクリプトや説明用のスライドなどを作成するときに参考になると思います。
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「Quantum Linguistic Patterning Vol.1 & Vol.2
(G. M. Megson 著)」
全米NLPのマスターコースで扱う、クァンタム言語の解説書です。 NLPの概念やテクニックに量子物理学的、量子情報学的な概念を持ち込み、再整理されたNLPが書かれています。相手の方向性をより良いモードに移行させる言語パターンについて書かれていますが、数学的に整理されているためシンプルではありますが、基本的な量子論の概念や数学的知識が要求されるので、読みにくいと感じる方もいるかもしれません。
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「Sleight Of Mouth(Robert Dilts著)」
全米NLPのマスターコースで扱う、高度な言語パターン“スライト・オブ・マウス”の解説書です。抱え込んだまま手放すことが出来ない“あなたにとって制限となっている信念体系”を崩す、魔法のようなリフレーミング手法を構造的に使う方法が書かれています。
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「Spiral Dynamics(Don Edward Beck, C. C. Cowan著)」
全米NLPのマスターコースで扱う、最高難度の人間の価値レベル“クレアグレイブスのバリューレベル”を理解するために必須の解説書です。その人/集団がどのバリューレベルにいるのかを調べるだけで、その人/集団がどのような問題を抱え、解決していくのか。そして、次に来るバリューレベルで何を得て、新たに何が問題となり、そしてそれらをどうやって解決していくのか。人間の思考の進化を理解できる良書です。
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「心理療法におけることばの使い方(レストン・ヘイブンズ著)」
セラピストやカウンセラーを目指す方にとって、全ての言葉がクライアントの方向を決めてしまうことを理解しておくべきです。“共感”が大切だと教えられるけれども、クライアントは、それぞれ違う人間であり多様な心理状態を示すからこそ、技術的には非常に多様で高度な言葉がけが必要です。この本では、クライアントに寄り添うための高度な言葉がけを、事例を通して学ぶことが出来るでしょう。
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「個人的な天才になるための必要条件
(J.グリンダー、J.ディロージャ著)」
この本は、J.グリンダー、J.ディロージャが5日間のセミナーを行った時の講演録です。この頃からグリンダー博士は、伝統的なNLPには改善しなければならないエラーがあることに気付き始めていました。さらに、NLPのトレーナーは、ハイパフォーマンスを発揮する見本となる実践者であるべきなのに、トレーニングを提供するだけで実践者とは呼べない自称トレーナーの存在に警告を発していました。実践し続ける真のトレーナーを目指す方は、一読することをお勧めします。
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「NLPコーチング(ロバート・ディルツ著)」
この本は、効果的に部下を育成したり、部下の能力やモチベーションを伸ばすことで会社に貢献したい上司の方にとって、価値のある内容なのかもしれません。
NLPの技術を身につけて「あんな上司になりたい」と思われたい方は、一読されてはいかがでしょうか。
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「コア・トランスフォーメーション
(コニリー・アンドレアス、タマラ・アンドレアス)」
NLPの開発初期から、NLPの発展に貢献してきアンドレアス姉妹により世界中で広まっている、自己変革のテクニックです。NLPテクニックの開発から発展させた、自己の葛藤をもたらすパートを統合し、自己変革と癒しをもたらす応用技術です。パートの特性や扱い方を深めたい方は、読むことをお勧めします。
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「NLPイノベーション
(L.マイケル・ホール、シェリー・ローズ・シャーベ著)」
最新のNLP開発の状況を網羅的に紹介している書籍です。一つ人の最新テクニックの解説は少ないものの、NLPトレーナーとして世界のNLPの発展状況を知るうえでは読んでおいてもよいでしょう。
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「神経言語プログラミング(高橋慶治著)」
この本は、大きく分けて“理論編”“実践編”の構成になっており、NLPの基礎的内容を非常に整理された形でまとめられています。プラクティショナーコースで習得するほとんどの内容が詳細に説明されており、トレーナーがプラクティショナーコースで教える内容を調べたい時に、参考になる良書だと思います。
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「こころを変えるNLP
(スティーブ・アンドレアス、コニリー・アンドレアス著)」
NLPの基本テクニックの古典的実践書としては、テクニック開発の裏側まで書かれている貴重な本です。トレーナーが受講生に話題提供するときの種本として活用するのなら、価値があると思います。
<催眠関連書籍>
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「ミルトンエリクソンの催眠の経験
(ミルトン・エリクソン、アーネスト・ロッシ著)」
この本には、NLPの他の書籍では記載が少ない以下の重要な基本技術について解説がされています。
1)パーツインテグレーションで用いるアームカタレプシー
2)ペンヂュラムによる観念運動を用いた無意識シグナル
3)6ステップ・リフレーミングで用いるフィンガーシグナル
これらを深く理解したい方には一読することをお勧めします。
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「ミルトンエリクソンの催眠療法ケースブック
(ミルトン・エリクソン、アーネスト・ロッシ著)」
この本には、ミルトン・エリクソン博士が開発した、現代催眠の基本となる間接的アプローチの多様な技術を、現実のセッションでどのように使用するのか、実際のケースをもとに解説されています。
個々の間接的アプローチ技法を理解した後に読むと、実際の使用方法を学べるので、とても参考になる書籍だと思います。
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「催眠における生活構造のリフレーミング
(A.L.ロッシ、M.O.リアン編)」
ミルトン・エリクソンが、弟子たちに教えていたことをA.ロッシが集めたものです。全体は、「創造的に問題を解決するためにありのままの人生経験を活用すること」「問題を建設的な活動にリフレーミングすること」「古いものに対する新しい準拠枠」「気づきと感受性の特別な状態」「生活構造のリフレーミング」という5つのパートに整理されています。
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「ミルトン・エリクソンの二月の男(M.エリクソン、A.L.ロッシ著)」
ミルトン・エリクソン博士の心理療法の書籍の多くは、短期で改善したクライアントの事例が多く取り上げられています。しかし、長期間にわたってクライアントを診ていたケースも多数あります。本書は、一人の女性に対する長期間にわたる心理療法の全てを記したものです。長期にわたるクライアントとの関わり方や、エリクソンのクライアントに対する姿勢を学べる良書なので、セラピスト的に仕事をされる方にはお勧めです。
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「ミルトン・エリクソンの臨床催眠セミナー(M.H.エリクソン)」
この本は、医師/歯科医師たちに向けてエリクソン博士が行ったセミナーの講演録です。第1章では、催眠の歴史なども書かれているので催眠トレーナーの方には、教える内容の参考になると思いますのでお勧めです。内容は「暗示と被暗示性」「催眠現象」「導入技法」「医療現場での応用方法」について、15のデモンストレーションをもとに説明されています。
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「感覚、知覚および心理生理学的過程の催眠性変容(A.L.ロッシ)」
催眠や心理療法の研究者向けにかかれた、専門書です。催眠状態にある被験者の視覚や聴覚的などの生理学的な変化を研究した成果の報告に多くが割かれています。時間歪曲についても情報が書かれていますので、読むというよりはトレーナーとして伝えるときの情報源として持っていても良い本だと思います。
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「ミルトン・エリクソンの心理療法セミナー
(ジェフリー・K・ザイク編)」
ミルトン・エリクソン博士の業績は、論文やセミナーテープなどとして残っているだけであり、書籍になっているものは弟子たちが書いたものです。この本も同様であり、エリクソンが行った“個人に対する心理療法”を教える5日間のセミナーの講演録です。エリクソン博士の実際のクライアントの事例をもとに講義されているので、理論的なことはほとんど書かれていませんが、エリクソン博士が人に教えるときの特徴が学べます。
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「ミルトン・エリクソン 子供と家族を語る(ジェイ・ヘイリー編)」
文化人類学、家族療法家の3人の巨人“グレゴリー・ベイトソン”“ジェイ・ヘイリー”“ジョン・ウィークランド”が、家族療法について“ミルトン・エリクソン”と対談した内容を集録しています。全米NLPコースの中でも家族セラピーについて少しだけ学びますが、エリクソンの家族を扱うことに対するスタンスを知ることが出来る希少な一冊です。
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「ミルトン・エリクソンの催眠療法(ジェイ・ヘイリー著)」
個人療法についてエリクソン博士とヘイリー博士が対談したものをまとめた本です。実際のセッション事例をもとに、クライアントへの対応方法が語られています。特に、エリクソンンが非常に高い観察力を持ってクライアントへの介入方法を考え、実施していたことが分かる内容となっています。また、エリクソンが多用した、クライアントへの“試練”、“症状置換”“行動への介入”についても語られています。
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「戦略的心理療法(J.ヘイリー著)」
エリクソン催眠の研究に関する内容が書かれている本です。特に、エリクソンが用いた「人間関係における策略」「治療的パラドックス」「指示的療法」「分裂病への対応」「夫婦間、家族間の葛藤問題」など心理療法の理論的内容が詳しく書かれています。一般書ではないので、専門的に研究するレベルの方が読む本でしょう。
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「アンコモンケースブック(W.H.オハンロン、A.L.ヘクサム著)」
この本は、ミルトン・エリクソン博士が実施してきた心理療法の事例集です。「習癖と衝動」「身体的問題と苦痛」「性的な問題」「睡眠の問題」「恐怖と情動の問題」「認知とコミュニケーションの問題」「結婚、家族と人間関係の問題」「行動あるいは認知の重篤な障害」「その他の問題」に大別されています。読むというよりは、セラピストが辞書的に利用するのが良いでしょう。
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「催眠による治療(アーネスト・L・ロッシほか著)」
この本では、ミルトン・エリクソン博士の催眠セッションを、エリクソン博士とロッシ博士が解説しています。「無意識の機能の仕方」「治療的な催眠の利用方法」「催眠行動の経験的な学習」「痛みのコントロール」などの事例が豊富です。また、イントロダクション(2014)では、近年の遺伝子科学、生理科学の分野の研究成果から見た催眠の科学的な理解についても示唆されています。
<その他の書籍>
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「精神生物学(アーネスト・ロッシ著)」
NLPに大きな影響を与えたM.エリクソンの弟子であるA.ロッシ博士の著作。NLトレーナーを目指す方には、是非お勧めしたい書籍です。
人間の持つ記憶が状態依存的にコード化すること、そして、人間の内部で起こる情報コミュニケーションネットワークとして、「心」⇔「脳」⇔「身体」⇔「細胞」⇔「遺伝子」が、神経システム、内分泌系・免疫系・神経ペプチド系などで生成される伝達物質を通してどのように機能しているかを解説しています。
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「メタ・コーチング(L.マイケルホール、M.デュヴァル著)」
NLPコーチは、NLPの全テクニックを総動員して、クライアントの望む変容を促すチェンジエージェントです。コーチングのステップにおけるNLPの使い方を学ぶためには、とても良い内容が書かれています。ただし、NLPを駆使した高度な手法なので、腰を据えて何度も読み返しながら実践できるように練習する必要のある内容であることも間違いありません。
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「フロー体験 喜びの現象学(M.チクセントミハイ著)」
ジョン・グリンダー博士は、人の最もハイパフォーマンスな状態が“ノウ・ナッシング・ステイト”であると言っています。この本で書かれている“フロー”状態も“ノウ・ナッシング・ステイト”と類似した状態を示していると思われます。“フロー状態”は、思考の状態であり、日常の中で喜びを増やし、豊かな人生を歩むことを増幅してくれるでしょう。また、NLPでハイパフォーマンスになるテクニックの裏側にある原理の深い理解にもつながると思います。
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「投影された宇宙 ホログラフィックユニバースへの招待
(マイケル・タルボット著)」
全米NLP協会の創始者でタイムラインセラピーの開発者であるタッド・ジェイムズ氏が認定コースで語っている“ホログラフィックな世界”について書かれた書籍です。ホログラフィックな脳の機能があるのではないかという提起をしているので、トレーナーとしては読んでおきたい一冊です。
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「クォンタム・ヒーリング(ディーパック・チョプラ著)」
人間の思考は、神経系だけでなく、神経伝達物質/神経ペプチド系/免疫系の科学物質を通して、細胞一つ一つとコミュニケーションを取っていることを最初に提起した書籍です。人は、脳だけで考えたり記憶しているのでなく、細胞や体中の化学物質の微細なバランスでも記憶していることになります。心-身体のつながりを明らかにした画期的な内容が書かれていますので、NLPトレーナーとして思考-神経伝達物質-身体の関係を説明するためには必読の本でしょう。
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「思考のすごい力(ブルーム・リプトン著)」
近年の研究では、心が脳だけで構成されているわけではないことが分かってきています。時に、心は細胞の一つ一つにも存在し知性を持っています。心を語る時、身体と脳という区別をすることに意味がないのです。そして、細胞一つ一つは環境からも影響を受けているので、心も環境から影響を強く受けています。心が持つ驚異的で奇跡的な力を理解するきっかけとなる本だと思います。
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「原典 ホ・オポノポノ 癒しの秘宝(マックス・F・ロング著)」
全米NLP協会創立者タッド・ジェイムズ博士が、深く学んでいるフナ/ホ・オポノポノ。ハワイのカフナだけが知っていた癒しの秘術が、全世界に広まるきっかけとなった最初の本でしょう。ヨーロッパからハワイに来た著者が、どのようにして秘術を明らかにしていったのかの歴史が書かれています。古代ハワイ人の神秘の行いの事例もたくさん紹介されています。
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「クリーンランゲージ入門
(ウェンディ・サリヴァン、ジュディ・リーズ著)」
NLPトレーナーらがコーチングの際に、自分たちの先入観や世界観を混ぜないようにクライアントに質問する技法として開発されました。NLPカウンセリングやNLPコーチングを仕事にされる方なら、一度読む価値はあると思います。
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「影響言語で人を動かす(シェリー・ローズ・シャーベ著)」
NLPメタ・プログラムの応用技術であるLABプロファイルの解説書です。メタ・プログラムをより深く理解し、日常でどのように活かすかを考えるうえで参考になります。第4章には、キャリアカウンセリング、企業風土診断、チームビルディング、より良い交渉など豊富な活用事例が書かれています。
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「NLPヒーローズジャーニー
(ロバート・ディルツ、スティーヴンギリガン著)」
ロバート・ディルツ系のNLPトレーングでは扱われている“ヒーローズジャーニー”に関する解説書です。“ヒーローズジャーニー”は、NLPであることの条件を見たいしていないので、厳密にはNLPテクニックとは言えませんが、参考まで読んでおいてもよいでしょう。
(※J.グリンダー博士の提唱するNLPの条件「“誰かの信念や概念を押し付けるコンテントモデル”ではなく“誰にでも変容が生じるプロセスモデル”であること」「天才をモデリングして抽出したプロセス、または、脳科学的に反応が起こるプロセスであること」)
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「抑圧された記憶の神話 偽りの性的虐待の記憶をめぐって
E.F.ロフタス&K.ケッチャム著」
本書は、人の記憶がいかにあいまいで、外部からの暗示を受け入れ、自分自身の想像の影響で歪められ、現実と幻想の区別がつかない記憶を作り出してしまうか、心理学者が遭遇した虐待事例をもとに書かれています。全てのコーチ/カウンセラー/セラピスト/メンタルの専門家/部下や子供たちに影響力のある人々にとって読む価値のある本だと思います。
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「人間コミュニケーションの語用論 ポール・ワツラヴィック他著」
本書は、2人以上の人間が関与している人間関係上の問題を扱っています。
2人以上の人間の相互関係と問題のパターン、そして、ダブルバインド状態について詳しく解説されています。後半には、治療的ダブルバインドについての解説が詳しく書かれているので、夫婦間やカップルのコミュニケーションの問題などを扱われる方には、良書だと思います。
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「精神の生態学 グレゴリー・ベイトソン著」
本書は、NLPの源流であるグレゴリー・ベイトソン博士の研究にかかわる論文や講演集です。
ベイトソン博士の思考のプロセスを学ぶには、とても貴重な1冊です。特に、NLPに関する部分として、コミュニケーションや精神医学分野の研究をしていた時期の研究成果とエピステモロジー(認識論)は、トレーナとして必須の知識でしょう。
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「精神と自然 グレゴリー・ベイトソン著」
本書は、NLPの源流であるグレゴリー・ベイトソン博士が、精神と進化を題材に、様々な論理的思考を展開した一冊です。
NLPコミュニケーション・モデルの原点となる基本的な知見として、、「コンテクスト」「ロジカルタイプ」「認識論(エピステモロジー)」「世界を認識する情報のコード化」「学習とはどのように発生するか」について、深い理解を得たいトレーナには、とても役に立つと思います。
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「脳は奇跡を起こす」「脳はいかに治癒をもたらすか」
(ノーマン・ドイジ著)
この2冊は、1990年代から急速に発展してきた神経可塑性の研究をまとめた書籍です。人間の身体と脳が互いに影響し合いながら、神経ネットワークのレベルでの学習と変容をもたらし、心と身体の治癒がどのようにすると可能なのかが書かれています。
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「ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学:マルコ イアコボーニ著」
「共感脳: ミラーニューロンの発見と人間本性理解の転換:クリスチャン キーザーズ著」
「ミラーニューロン:ジャコモ ・リゾラッティ著」
NLP技術が人に変化をもたらす科学的根拠の可能性として、ミラーニューロンやシェアードサーキッドという、1990年代からの脳神経科学的な発見があります。
特に、NLPの知識体系の中の“モデリング”“知覚ポジション”“キャリブレーション”“ラポール技術としてのミラーリング”などは、この神経系の貢献が大きいと予測されます。
ミラーニューロンとは、他人の行動を見たり聞いたりしたときに、その行動をあたかも自分がしているかのように処理する脳神経系です。シェアードサークルは、感情を伴う他人の行動や表情を見たときに、それがあたかも自分のことのように感情が表出してくるように処理して共感を生む脳神経回路です。その発見と研究の最前線にいる研究者による書籍がこの3冊です。